看護師として働く中で、「カフェのような違う業界で働いてみたい」と思った経験はありませんか？将来的に自分のカフェを持ちたいと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では看護師が副業としてカフェで働く方法やそのメリット、注意すべき点について詳しく紹介します。副業からカフェの開業までステップアップしたい方向けのポイントも解説するので、今後独立することを考えている方もぜひ参考にしてみてくださいね。
看護師が副業としてカフェで働くには？
まずは看護師が副業としてカフェで働く方法を解説します。副業をするにあたって最低限守って欲しいことも説明するので、ぜひ目を通してみてくださいね。
ステップ①自分が勤務する職場が副業OKかを調べる
副業を始める前に自分が勤務する職場が副業OKかどうかは必ず調べておきましょう。近年日本でも副業が推奨されていますが、まだ副業を許可していない職場もあります。
もし副業が許可されていない職場で副業をしてしまうと、場合によっては何らかの処分が下るケースもあります。副業の可否については就業規則に明記されていることが多いため、きちんと目を通しておきましょう。
自身の職場が副業禁止かを確認する方法について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
看護師で副業禁止のケースとは？職場への確認方法や公務員でもできる副業を解説
ステップ②カフェの求人に応募する
自身の職場が副業OKであることを確認したら、働きたいカフェの求人を探しましょう。もちろんカフェごとに働き方や給料は異なるので、働きたいカフェが自分の求める条件に合っているかどうかをチェックしてください。
副業としてカフェに応募する場合は、週１日からOKの職場やシフト相談OKの職場など時間の調整がしやすいことが重要です。「副業・WワークOK」としている求人もあるので、条件は詳しく確認してみましょう。
条件等に問題がなければ求人に応募し、カフェ側からの連絡を待ちましょう。
カフェ以外で看護師におすすめの副業は次の記事で紹介しています。他の副業も検討している場合はぜひ参考にしてみてくださいね。
看護師におすすめの副業・収入アップ方法23選！ 副業するときの注意点も解説
ステップ③履歴書・面接の準備をする
カフェの求人に応募したら、まずはカフェ側と面接の日程調整を行います。面接の日程が決まったら、その日までに履歴書を準備しておきましょう。履歴書はコンビニエンスストアや100円ショップなどで、手軽に入手できますよ。
また以下のボタンから履歴書のテンプレートをダウンロードいただけます。是非ご活用ください。
アルバイトの面接では「志望動機」や「長所・短所」といった基本的なことを聞かれるケースが多いので、事前に質問を予想した上でしっかりと準備しておくことが大切です。
面接の際に看護師の仕事について聞かれる可能性は高いので、本業とカフェでのアルバイトを両立できるのかどうかは正直に伝えましょう。
履歴書作成のノウハウ、面接のノウハウについて解説した記事があるので、詳しく知りたい方はそれらも合わせて参考にしてください。
バイトルマガジンBOMS「履歴書作成ノウハウ集ー2022年最新版ー」
バイトルマガジンBOMS「面接ノウハウ集ー2022年最新版ー」
カフェで副業をするメリット
看護師が副業としてカフェで働くメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。ここではカフェでの副業で得られやすいメリットをいくつかご紹介します。
気分転換になる
看護師の仕事は人の命を預かる仕事であり、体力も使うため、想像以上に心身へのストレスが大きいです。ストレスを解消するためには上手な気分転換が重要とされています。医療と大きく離れたカフェでの仕事は、人によっては良い気分転換になるでしょう。
年収アップに繋がる
カフェで副業をすると、当然のことながら収入が発生します。週に数回のアルバイトの場合はそこまで大きな収入アップにはならないものの、コツコツ続ければ年収を増やせます。
年収がアップすれば好きなものを購入できたり、将来のための貯蓄に回せたり、有効活用できるでしょう。
コミュニケーションスキルが活かせる
看護師はさまざまな人と接する職業であるため、コミュニケーションスキルが身につくことが多いです。カフェでの仕事もまたコミュニケーションスキルが必要なので、その点を活かせるのは大きなメリットでしょう。
違う業界で働くことで視野が広がる
カフェでの副業に限らず、今まで働いてきた業界と異なる場所で仕事をすることで視野が大きく広がります。一つの業界で長く働いていると専門性が身につくというメリットはありますが、どうしても視野が狭くなってしまうこともあります。
そのような場合、一度違う業界で働いて刺激を受けると視野が広がる場合があります。カフェでのアルバイトはお客さんにより良い時間を過ごしてもらう工夫をする場面などもあり、患者さんの悩みに寄り添う看護師の仕事とは違った視点を得られるでしょう。
カフェでの副業で得た経験や知識は、看護における患者さんの対応などに生かせるかもしれません。
カフェで副業をするデメリット
看護師が副業としてカフェで働く際には、メリットだけでなくデメリットもあります。
副業をしていることがバレる可能性がある
カフェにはさまざまな人が訪れるため、職場の人や周囲の人に副業をしていることがバレる可能性があります。看護師として働く職場が副業OKだとしても、副業をしていることをあまり知られたくない人もいるのではないでしょうか。
次の記事ではバレたらどうなるのか、バレた場合はどうすれば良いのかを詳しく説明しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
看護師の副業がバレる理由とは？バレたときの対処法やバレないための注意点を解説！
長時間勤務で疲れが取れにくい
看護師の勤務時間は夜勤がある場合、長いと16時間にものぼります。ただでさえ長時間労働で疲れているところにカフェでの仕事を入れてしまうと、働き詰めで疲れが取れにくくなってしまう可能性があります。
仮にカフェで働くとしても、きちんと休息が取れるようにして体調を崩さないようにしましょう。
シフトの融通が利きにくい
カフェも看護師と同じくシフト勤務であることが多いため、基本的に急なスケジュール変更はNGです。体調不良での欠勤は仕方がないですが、本業の都合などであまりにも欠勤や遅刻が続くと一緒に働く人に迷惑をかけてしまいます。
副業とは言え、そのようなことは無いようにしたいですね。
看護師の方が時給は高い
カフェで働くよりも看護師として働く方が時給が高いケースが多いため、収入のアップのみが目的の場合は看護関連の副業の方が効率よく年収をアップさせられます。
カフェでのアルバイトの時給相場は1,000円前後ですが、看護資格が必要なアルバイトはなんと時給2,000円以上のところも（注）。同じ時間でより多くの収入を得たいのであれば、看護関連のアルバイトも検討してみましょう。
（注）ディップ調べ
看護師がカフェで働くことで身につくスキル
人と間近で接するという意味では看護師と通ずるところもあるカフェでの仕事ですが、どのようなスキルが身につくのでしょうか。
接客能力が身に付く
カフェでの仕事でやはり一番身につくとされているのが、「コミュニケーション能力」です。看護師もコミュニケーション能力が必要な仕事ですが、カフェではお客さんにより良い時間を過ごしてもらうためのサービスをすることもあり、病院とは異なるスキルや接客能力が身につきます。
コミュニケーション能力を高めたい、患者さんとのコミュニケーションを大切にしたい看護師におすすめです。
カフェに関する知識が深くなる
カフェでの仕事を経験することで、コーヒーや軽食の知識を身につけられるのも嬉しいポイントです。コーヒーが好きな人にとっては、働きながらカフェに関する知識が増えていくのは魅力的なのではないでしょうか。
カフェに関する知識が増えれば、休日においしいコーヒーを自分で入れて楽しんだり、友人や家族に振舞って喜んでもらえたりしますよね。カフェ好きの患者さんとの会話も弾むかもしれません。
更に努力次第ではプロ並みの技術を習得できると言われているので、将来独立を考えている場合などにも役立つでしょう。
カフェで副業をする際の注意点
看護師として働きながらカフェで副業バイトをする際には、以下の点に気をつけましょう。
感染対策はしっかり行う
自分が勤務している病院や施設以外で副業をするとなると、このご時世で最も気になるのが新型コロナウイルスの感染対策。冬になるとインフルエンザも流行します。
勤務する場所が増えれば増えるほど人と接触する機会も増えます。またカフェは飲食をする関係で、マスクを外している方も多いでしょう。マスクの常用、消毒の徹底など、これまで以上に感染対策を徹底しましょう。
本当に本業の看護師との両立ができるかどうか
気軽に始められる副業ですが、どちらも本気でやるとなると簡単ではなく、心身の疲労も大きいでしょう。
副業を頑張りすぎたせいで本業がおろそかになってしまっては元も子もないので、本当に両立が出来るかどうかを考えておくことは重要です。
不安な場合は、まず短期間で副業をしてみてから長く続けられるか検討しても良いでしょう。
シフト希望を提出するタイミングに注意
看護師もカフェでの仕事も基本的にはシフト勤務のため、双方のシフト希望を提出するタイミングには十分注意が必要です。本業のシフトが発表される前に副業のシフト提出期限がきてしまうと、調整が難しいこともあります。
副業をする場合には、副業先のシフト提出期限がいつなのかを事前に聞いておくとともに、本業のシフトの事情をあらかじめ話しておくことをおすすめします。
確定申告を忘れずに
副業で少しでも収入を得ると、確定申告が必要になります。「年に20万以上稼いだら確定申告が必要」とよく言われていますがそれは所得税の話で、１円でも稼いだら住民税の確定申告をしなければならないので気をつけましょう。
確定申告を行わないと無申告加算税が課される上、納付が遅れるほど延滞税が上乗せで発生します。そのようなことにならないためにも、確定申告は期間内に確実に行いましょう。
参考：国税庁「確定申告を忘れたとき」
もっと本腰を入れたい！カフェを開業したいと思ったら？
カフェで副業を続けているうちに、「もっと本腰をいれてカフェを開業したい！」と考える方もいるかもしれません。そこで、カフェを開くメリットと必要な準備について解説します。
開業をするメリット
カフェを開業するメリットはいくつかありますが、一番に挙げられるのが自分の好みのカフェをイチから作り上げられるところではないでしょうか。入念な計画や準備は必要ですが、自分の理想のカフェを開業できたら喜びもひとしおです。
その他にも、「経営者としての考え方が身につく」「好きなものに囲まれてやる気が上がる」「やりがいが得られる」といったメリットもありますよ。
食品衛生責任者資格や開業資金など準備が必要
カフェを開業するには、資金確保や資格の取得といった入念な準備が必要です。カフェの開業には食品衛生管理者の資格が必要です。飲食店経営には必要と思われがちな調理師免許は、実は必須ではありません。
また、カフェを開業するには500万円以上の資金がかかるとも言われています。賃貸料やカフェで使用する設備によっても金額は変わってくるので、開業したい場合は自分好みのカフェを作るためにもしっかり貯金をしておきましょう。
参考：独立行政法人中小企業基盤整備機構 J-Net21「業種別開業ガイド カフェ」
中途半端にならない体制を整える
カフェ経営と看護師の両方を同時進行したい場合、どちらも中途半端にならないようにすることが重要です。
せっかくカフェの経営をはじめたものの、どっちつかずになってしまっては看護師として働く職場にもカフェにも多大な迷惑をかけてしまう可能性があります。カフェでアルバイトを雇う、営業日・時間を限定するなど、両立できる体制を整えましょう。
もし両立できない場合は、一度どちらかの仕事に集中することをおすすめします。
まとめ
この記事では看護師がカフェで副業する方法や副業をする際の注意点、さらに開業するにはどうすればよいのかということを紹介しました。
看護師というハードな仕事上、カフェでの副業は時間の調整や本業との両立が難しい部分もありますが、こつこつと継続すれば収入アップやカフェの開業が目指せます。
看護師の仕事をしながらカフェの仕事にも興味がある場合は、自分の職場が副業可能かを調べた上でぜひ挑戦してみてくださいね。
バイトルPROでは副業OKの仕事やカフェでの仕事も探せるので、気になる場合は一度チェックしてみてくださいね。
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