看護師で副業をしている人の中には「周囲の人には副業をしていることを秘密にしたい」という方もいますよね。
副業をバレないようにするには、いくつかのポイントがあります。副業をしていることを秘密にしておきたい方は、「副業がバレてしまう理由」を知っておくと、副業をバレることを防げるかもしれません。
この記事では、副業をバレずに続けるためのポイントだけでなく、副業がバレたら起きてしまうこと、副業がバレてしまった時の対処方法をわかりやすく解説していきます。
看護師の副業がバレた!バレる理由5選
「副業を始めてみたいけど、職場には伝えたくない」と思う看護師の方もいるでしょう。
この記事を読んでいる方の中には「既に副業をしているけど秘密にしている」という方や「副業がバレてしまった経験」をお持ちの方もいるかもしれません。
副業を秘密にする理由は、職場で副業が禁止されている、稼いでいると思われたくない、など人によってさまざまです。
実は「些細なきっかけ」で副業がバレてしまった看護師がたくさんいます。ここでは「看護師の副業がバレてしまう理由」5選をご紹介していきます。
副業をしていることを誰かに話した
副業がバレてしまった理由は「誰かに話したことがきっかけ」という人も少なくありません。
よくあるのは「信頼している同僚に話したら、その同僚から職場内に漏れてしまった」というものです。また、こっそり話したことが意図せず誰かに聞かれて漏れてしまったケースも。
副業で収入がアップしたことで羽振りが良くなったり、旅行やショッピングで散財したりなど、お金の使い方が派手になる人もいます。そのようなケースでは、収入源を聞かれてうっかり話してしまい副業をしている事実が広まることがあります。
みなさんもよく知っているように、看護師はうわさ話をしがちです。副業が絶対にバレたくない方は、副業をしていることを、同僚や上司に絶対に話さないようにしましょう。
働いているところを目撃された
副業先を選ぶときに「自宅からの通いやすさや」「近さ」を条件に選んでいませんか?利便性を第一条件に副業先を選ぶと、副業がバレるリスクが高くなります。
看護師は職場の近くに住んでいることが多く、また患者さんも自宅に近い病院を利用することが多いです。あなたも利便性を理由に勤め先の近くに住んでいる場合、自宅から通いやすいエリアで副業を探すと、本業で関わる患者さんや同僚の生活圏内と重なる可能性が高くなります。その結果、副業をしている場面を目撃されてしまう可能性が高くなるのです。
また副業の内容が看護系ではなくても、人目に触れやすい職種であれば、副業をしていることがバレるリスクがとても高くなるため注意が必要です。
職場によっては「名札」を付ける場合があります。名札を見れば「見た目が似ている人だなぁ...」と思うだけでなく、確信に変わってしまうでしょう。
副業がバレたくない人は、「自宅や職場から離れたエリアでの副業」をおすすめします。
バイトルPROでは、希望のエリアや路線・駅を指定して求人情報を検索できます。ぜひ、副業先の検索にバイトルPROを活用してくださいね。
副業をしている噂が流れた
副業をしていることを誰にも話していなくても、噂が流れるケースがあります。それは、ほかの医療機関で看護師として副業をする場合に、「知らないうちに副業をしていることが人づてに伝わってしまう」というケースです。
- 同僚の同級生が副業先で働いている
- 自分の病院の医師がアルバイトに来ている
- 学会や勉強会などの縁から看護師同士がつながっている
このような自分の知らない人のつながりから「〇〇病院の△△さんがアルバイトしている」という噂が流れ、同僚に副業の事実が伝わってしまう危険性があります。
普段はあまり実感がないかもしれませんが、医療職の世界はとても狭いものです。
自分の勤め先に関する情報を口外しない、本業とは服装や髪型などを変える、副業先の人と親密になりすぎない、など細心の注意を払うと、副業がバレるリスクは低くなります。外での言動には十分に注意しましょう。
SNSなどの投稿
副業をにおわせるようなSNSへの投稿は絶対にNGです。注意したいSNSの投稿内容としては、以下があります。
- 副業に関連する投稿をする
- 生活圏外の特定の場所に頻回に訪れている
- 副業先の看板や制服・資料等が写り込む
中には副業専用のアカウントを持っている方もいるでしょう。副業専用のアカウントだからといって、安心はできません。
本名を推察できるアカウント名や本アカウントとの重複投稿、フォロワーのつながりで副業がバレることも十分に考えられます。深く考えずにSNSを利用する人もいるかもしれませんが、投稿内容には慎重になりましょう。
確定申告で納税額が増えた
副業で一定以上の収入があると、確定申告をする必要があります。その際に、手続きの方法を間違えると、職場に副業がバレてしまう危険性が高くなります。
バレないための確定申告の方法は、このあとの「看護師の副業がバレないための注意点」で詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。
看護師の副業がバレたらどうなる?
副業がバレてしまうとどのようなことが起きてしまうのでしょうか?ここからは副業がバレてしまった場合に起こりうることを、3つご紹介します。
何も起きない
1つめは「何も起きない」というケースです。副業禁止でない職場で、かつ本業に影響がない範囲であれば副業が認められることが多いです。
ただし、認められるかは副業の種類にもよるため注意が必要です。たとえ副業がOKであっても、本業のイメージを損ねる可能性のある職種はNGという場合もあります。
副業をする場合には、選んではいけない業種があるかどうか職場へ確認しておくようにしたいですね。
解雇・減給・休職などの処分をうける
2つめは「解雇・減給・休職などの処分をうける」というケースです。
公務員や就業規則で副業が禁止されている場合、あるいは本業に影響を与える働き方をしていると、就業規則違反で解雇される危険性があります。
解雇以外にも、減給処分や休職処分を受ける可能性があるので、リスクのある副業はしないようにしましょう。
どのような場合に、看護師の職場で副業が禁止されているのか詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
看護師で副業禁止のケースとは?職場への確認方法や公務員でもできる副業を解説
職場で働きづらくなる
3つめは「職場で働きづらくなる」というケースです。処分は受けなくても、職場で働きづらくなると感じる看護師も少なくありません。
本業でミスが続いたり、勤務変更に対応できなかったり、残業できなかったりなど些細なことから「副業を優先して本業をおろそかにしている」というイメージがついてしまう可能性があります。
ほかにも、仕事中にも副業をしているのではないかと、詮索されることがあるかもしれません。職場で働きづらくならないように、本業を優先した働き方を心がけましょう。
副業禁止の職場で副業がバレたときの対処法
この記事を読んでいる人の中には、副業が禁止された職場で副業をしてしまっている、という人がいるかもしれません。副業NGの職場で副業がバレてしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?
副業NGの職場では何らかの処分を受けるか、退職をすることになるかもしれません。副業OKの職場であっても副業をしている理由を上司に説明する必要があるかもしれないので、心の準備が重要です。
副業がバレたときの対応一つで、上司や同僚に与える印象が大きく変わり、処分内容にも影響を与える可能性があります。ここからは、副業がバレてしまったときの対処方法を紹介します。
素直に謝る
副業がバレてしまった時には、まずは素直に謝りましょう。どのような理由があっても、まずは素直に謝ることが大切です。
本業を続けたいのであれば、自分の非を認めましょう。副業OKの職場で必要な申請を行っていなかった場合は、速やかに手続きをすすめましょう。
本業が優先であることを説明する
副業が本業に影響を与えないことを必ず伝えましょう。副業に力を入れている印象を与えてしまうと、処分が重くなるリスクが高くなります。
本気で副業をしていたのではなく、休みの日に趣味の延長で副業をしていたといえば理解を得られるかもしれません。
収入に困っていることを話す
副業をしている理由を聞かれた時の答え方も大切です。「本業の収入が少ないから副業をした」「旅行に行きたいから副業をした」といった伝え方ではなく、住宅ローンや入院費、子供の学費などやむを得ない支出のために、副業をしていると伝えるのがポイントです。
理由によっては職場で理解を得られるかもしれません。その際にも、素直に謝ることを忘れないようにしたいですね。
継続性がないことを強調する
「副業でもうける」のではなく、収入を穴埋めするために限定的に行っていたと伝えましょう。「今後は副業はしない」ということを理解してもらうようにするのが大切です。
看護師が他の医療機関で働く場合には、知り合いの医師や看護師に頼まれてどうしても断れなかったというケースもあるかもしれません。その際にも、本業に影響を与えない範囲であること、限定的な副業であることを説明しましょう。
看護師の副業がバレないための注意点
副業禁止の職場ではもちろん副業をしてはいけませんが、職場のルール上副業OKでも、同僚に副業をしているとバレたくないという人もいるでしょう。ここからは、看護師の副業がバレないための注意点を3つ紹介します。
副業をしていることを誰にも話さない
「副業をしていることを知っている」のは自分だけです。どんなに仲のいい人でも、話さない方が賢明です。自分が誰かに口外しないだけで、副業がバレるリスクを下げられます。
看護師以外の仕事を選ぶ
看護師ではない仕事や自宅でできる仕事を選ぶのも、副業がバレないようにするために重視したいポイントです。
看護師の副業よりも給与が低い、経験を活かせないなどのデメリットを感じるかもしれませんが、副業がバレたくない場合は、看護師以外の仕事も検討しましょう。
看護師以外の仕事や在宅でできる仕事はバイトルPROでもお探しいただけます。ぜひご活用ください。
住民税を自分でおさめる
住民税が増えて副業がバレるのを避けるには、確定申告で住民税をおさめる手続きを自分で行います。その方法は簡単です。
確定申告の書類には「住民税に関する事項」という項目があります。「自分で納付する」もしくは「普通徴収」という箇所をチェックすれば、住民税を自分で納める方法になるので、職場に副業がバレることを避けられるでしょう。
「普通徴収」を選ばないと、自動的に「特別徴収」という納税方法になってしまい、住民税が給料から天引きされてしまいます。その結果、住民税が増えてしまうので、副業がバレるリスクが高くなります。必ず「普通徴収」をチェックするようにしましょう。
まとめ
看護師の副業がバレる理由に、心当たりはありませんでしたか?些細なことで副業がバレて、働きづらくなったり、解雇になったりするなど思ってもいないことが起きてしまうかもしれません。
公務員や就業規則で副業を禁止されている場合には、副業をするのはおすすめできません。職場へバレたら何らかの処分はさけられませんし、場合によってはニュースなどで報道されてしまうこともあります。
副業OKの職場で副業がバレたくない方は、「副業のことを誰にも話さない」「できるだけ気付かれないような副業をする」といった、バレないための注意点に気を付けながら副業をするようにしたいですね。
バイトルPROでは副業OKの看護師求人もご紹介しています。副業を始めたい方は、ぜひこちらのサイトを参考にしてください。
ライター 小田あかり
大学看護学部卒業後、小児科・腎臓内科・循環器の最前線で勤務。現在も看護師として働きながら、ライターとしても精力的に活動中。保健師、呼吸療法認定士、糖尿病療養指導士の資格も持つ。
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