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美容師の履歴書で採用が決まる!?必ず実践したい書き方のコツ

  • ​履歴書・面接​

目次

美容師の採用試験でも、一般的な就職活動や転職活動と同じように履歴書が必要です。美容師に限らず、履歴書には基本的な書き方や気を付けたいポイントがあります。また、書類選考通過後に受けられる面接試験では、履歴書に書かれた内容に基づいて採用担当者から質問されるケースが多いため、面接も意識してまとめることが大切です。

本記事では、美容師の履歴書の書き方や志望動機のまとめ方など、就職・転職活動が成功するために知っておきたいポイントを解説します。


美容師の就職活動の基本は履歴書


美容師の就職活動の基本は履歴書の写真

美容師の就職活動や転職活動の入り口は、履歴書を書くことから始まります。働いてみたい美容室の求人案件に応募するとき、多くのケースで履歴書の提出が必要です。応募者の基本的な情報を簡潔に伝えられる履歴書は、美容師の就職・転職活動の基本です。


なぜ履歴書がそんなに大事なの?

履歴書は、応募先の企業へのラブレターともいわれます。なぜなら、「美容師として就職したら、熱い気持ちで働きたい」「たくさんの魅力が美容室にあるから、スタッフの一員に加えて欲しい」など、応募者の気持ちをダイレクトに伝えられる書類だからです。

また、履歴書は応募者の身分証明となる大切な書類でもあります。採用側企業にとって履歴書は、応募者の氏名や住所だけでなく、学歴や職歴など、生まれてから現在までのプロフィールを確認する唯一の書類です。履歴書は、身元を証明するとともに、応募者の分身のような存在といえるでしょう。


採用担当者は履歴書のココを見ている!

応募者から提出された履歴書は、他の応募者の履歴書と比較しながらチェックされます。まず、応募先の美容室の求人条件や経営方針に合わせて書かれているかが重要なチェックポイントです。住所や氏名、学歴や職歴は、他の美容室に応募する場合、あまり違いはないかもしれません。

しかし、応募先の企業をイメージせずに自己PRや志望動機を使い回していたり、多少の修正だけでそのまま送ったりすることは、やめましょう。採用担当者は、たくさんの履歴書を見ているため、内容の使い回しや、あいまいな表現、応募先の企業の状況とマッチしていない箇所などに気付きやすいです。


選考する側に立った履歴書を書こう

採用担当者は、履歴書を参考に面接時の質問を考えることが多いです。次の3つのポイントを意識して、採用担当者の気持ちをイメージしながら履歴書を作成しましょう。

  1. 虚偽の内容はNG

    バレないと思って、学歴や職歴など卒業していない学校を書いたり、働いていない美容室を記入したりすることは厳禁です。履歴書は、本人が気軽に作成できますが、身分証明となる公的な書類でもあります。もし、虚偽が発覚すれば、採用されないだけでなく、人としての信用を失いかねません。

    仮に、就職できたとしても発覚すれば解雇される可能性は高いでしょう。虚偽の内容を記載した際のリスクは非常に大きいため、事実のみを記入するようにしましょう。

  2. 箇条書きを使い、簡潔で読みやすい文に

    美容師として複数の美容室で働いた経験がある場合、職歴のボリュームが多くて読みづらくなることもあるかもしれません。職歴欄には、勤務した美容室名だけでなく、仕事内容やポジションなども記入する場合もありますが、省略できる部分は書かないことも一つの案です

    また、冗長な文章にならないよう、箇条書きを使ってポイントを押さえると読みやすくなります。

  3. 手書きは丁寧に、パソコン作成もOK

    応募先が1〜2社程度であれば、手書きの履歴書でも負担は少なくてすみます。しかし、5〜10社などたくさんの応募先に提出する場合は、パソコンで作成することも検討しましょう。手書きを選んで枚数が増えると、誤字・脱字があったり、丁寧さに欠けたりしてしまうかもしれません。

    もし、「手書きに自信がない」「履歴書を何枚も用意する必要がある」といった場合は、パソコンで履歴書を作成して、プリントアウトしたものを提出しましょう。


これだけは絶対やってはいけない!履歴書のNG例


これだけは絶対やってはいけない!履歴書のNG例の写真

履歴書を作成するとき、採用担当者が読みやすいかを第一に考えることが大切です。ここでは、絶対やってはいけないNG例を5つ紹介します。


字を雑に書いている

手書きの履歴書の場合、丁寧で読みやすい楷書体で記入します。美しい字や、きれいな字かどうかではなく、一筆一筆心を込めて丁寧に書いているかが大切です。

採用担当者は、字を丁寧に書いているかどうかすぐにわかります。丁寧な字で書いていれば、「相手への配慮ができる人」という印象を与えられるでしょう。


修正液や汚れがある

履歴書を記入する筆記具は、黒のボールペンが基本です。シャープペンシルや鉛筆、水性ペンのように消える可能性のあるものは避けましょう。万一、誤字や脱字に気付いたときは、修正液や修正テープは使わず、新しい用紙で一から書き直すことが大切です。

また、インクや飲み物、ゴミなどで履歴書を汚してしまった場合も、用紙を交換します。手書きに自信がない場合は、一度シャープペンシルなどで薄く下書きをしてから、ボールペンで清書するのがおすすめです。


誤字や脱字がある

誤字や脱字がある履歴書は、細部まで目が行き届かない人とみなされ、書類選考で不合格になる可能性があります。社会人として働く場合、ささいなミスでもお客様に不快な印象を与えたり、迷惑をかけたりするケースも少なくありません。

そのため、応募書類の記入がずさんな場合、人物像もいいかげんな印象を与えてしまう可能性があります。


内容を省略している

基本的に、履歴書は正式名称で内容を略さずに記入します。例えば、学歴欄では学校名のみではなくて、学科・専攻、コース名まで記入が必要です。また、美容師の仕事に関連するアルバイトやパートの職歴がある場合は、簡潔に勤務先名と勤務期間を記入するのがおすすめです。


文字の量が少ない

学歴や職歴はたくさん記載しているのに、自己PRや志望動機が数行しか書かれていない履歴書は、熱量不足に感じられます。また、趣味や特技も「読書」や「料理」のように書くのではなく、読書であればどのようなジャンルの本が好きなのか、最近読んで印象に残った本のタイトルは何か、など具体的かつボリューム感を出すことがポイントです。

履歴書全体を見たときにバランスが良く、文字量に偏りがないようにしましょう。


履歴書作成の要!志望動機の書き方

志望動機の仕上がりで、書類選考を通過できるかどうかが決まるといっても過言ではありません。


志望動機は履歴書の最重要ポイント

志望動機は、「なぜ、この企業に入社したいのか」「もし就職ができたら美容室にどのような貢献ができるのか」などを伝える大切なスペースです。履歴書の記入欄の中でも、採用担当者が重視する箇所といえます。

履歴書で記入する学歴や職歴、免許や資格、自己PRなどをベースに、応募先の美容室でなければならない理由を簡潔に伝えましょう。


志望動機例

以下は、美容学校を卒業して就職活動をしている応募者を想定した志望動機の例文です。

美容学校の先輩が勤務している美容室と聞いて、初めてサロンを利用したとき、お店の雰囲気やスタッフのコミュニケーション、施術の素晴らしさを体感しました。何度か通ううちに、このお店で働きたいという想いが強くなり、御社を志望いたしました。美容学校の在学中は、実践的な経験や基本的なスキルを身につけるために、アルバイトで美容室のアシスタント業務をしておりました。入社後は、アシスタントとして日々精進し、スタイリストを目指して努力し続けたいと考えています。


まとめ

美容師の就職や、転職活動で提出する履歴書にも、基本的な書き方や気を付けたいポイントがあります。履歴書は、採用担当者の立場に立って考えたうえで、わかりやすく内容をまとめることが重要です。志望動機をはじめ、細部まで気を抜くことなく丁寧な作成を心がけましょう。

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