看護師国家試験を受ける場合、あらかじめ日程・スケジュールをきちんと確認しておくことが大切です。合格率自体は90%前後と高めですが、何の準備もなしに合格できるほど簡単ではありません。試験に関する情報を把握したうえで、本番に臨みましょう。
この記事では、2022年に実施される第111回看護師国家試験の日程・スケジュール、および受験までの流れについて解説します。これから看護師国家試験を受験する方は、ぜひ参考にしてください。
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第111回看護師国家試験の日程は2022年2月13日
厚生労働省が2021年8月2日に発行した官報によると、2022年の第111回看護師国家試験の日程は2022年2月13日(日)です。
助産師国家試験および保健師国家試験の日程も併せて発表されたので、以下にまとめています。
- 第111回看護師国家試験:2022年2月13日(日)
- 第105回助産師国家試験:2022年2月10日(木)
- 第108回保健師国家試験:2022年2月11日(金)
願書・書類の提出期間
受験願書を含む必要書類の提出期間は、2021年11月12日(金)~12月3日(金)です。受験願書の配布は、例年と同じく2021年10月中旬以降からスタートします。
大学や専門学校に通っている場合は学校から案内が来るので、それに沿って手続きを進めましょう。
すでに学校を卒業している場合は、厚生労働省のサイトなどを確認しながら自分で手続きをしますが、必要書類をそろえるなかで卒業した学校に足を運ぶこともあります。
合格発表日
第111回看護師国家試験の合格発表日は、2022年3月25日(金)14時です。合格発表の確認方法は次の2つがあります。
厚生労働省のサイトで確認する
試験地別に合格者の受験番号が掲載され手早く確認できますが、発表直後はアクセスが集中しやすいのでなかなかサイトを閲覧できない可能性もあります。そのときは無理にアクセスしようとせず、時間を置いてから確認してください。
合否通知で確認する
合格発表から1週間以内に郵送で合否通知が届きます。学校から届くケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
試験日のスケジュール
例年と同じく2部構成です。午前の部は9時50分~12時30分、午後の部は14時20分〜17時00分のスケジュールで進行します。
試験地
第111回看護師国家試験は、以下の地域で実施されます。
北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県
場合によってはホテルなどを手配する必要があるので、早めに最寄りの試験地を確認しておきましょう。
看護師国家試験の受験までの流れ
看護師国家試験を受験するには、願書を請求し、必要書類を準備する必要があります。受験までの流れをまとめたので、しっかりと把握しておきましょう。
願書の請求
受験願書を含む必要書類は、以下の方法で請求できます。
郵送で請求する
看護師国家試験を運営している機関に請求して、必要書類を郵送してもらう方法です。請求先は年度によって変わることもあるので、事前にチェックしてください。請求の流れを簡潔にまとめると、以下になります。
- 返信用封筒および請求用紙を作成する
- 返信用封筒と請求用紙をまとめて請求先に郵送する
- 請求先からの返信が到着後、送付物を確認する
なお、返信用封筒のサイズや切手の金額、請求用紙の記載内容などが細かく規定されているため、記載漏れや書き間違いに注意しましょう。大きなミスがあると、返信が届かない可能性もあります。
窓口で請求する
全国各地にある看護師国家試験運営臨時事務所、あるいは厚生労働省の受付窓口に足を運んで直接請求する方法です。庁舎に入館する場合、免許証など写真付きの身分証明書を提示しなければならないケースがあるので忘れずに持参しましょう。
学校の窓口で請求する
学校によっては担当窓口に連絡すれば、必要書類を用意してくれるケースもあります。学校ごとに要件が異なるので、あらかじめ確認してから請求しましょう。
必要書類の提出
看護師国家試験を受験するにあたって、提出すべき書類は以下のとおりです。
- 受験願書
- 受験写真用台紙
- 受験者の証明写真
- 修業証明書
- 返信用封筒
写真や封筒のサイズ、切手の金額などが定められているため、しっかり確認しましょう。また、受験手数料として5,400円がかかります。5,400円分の収入印紙を用意し、受験願書に貼り付けて納付してください。必要書類を準備できたら各窓口に直接持参、もしくは郵送で提出しましょう。
交付された受験票の受け取り
受験票は例年1月中旬、郵送によって交付されます。規定の日付までに到着しない場合、学校や看護師国家試験運営本部事務所に問い合わせてください。
まとめ
看護師を目指す方にとって、看護師国家試験は必ず突破しなければならない関門です。試験は毎年1回しか実施されないので、しっかり準備したうえで本番に臨みましょう。
あらかじめ日程・スケジュールを把握できていれば、逆算して準備を進めやすくなります。受験願書の請求や提出など、試験前にもやるべきことはたくさんあるので、厚生労働省のサイトや学校からの案内も忘れずにチェックしましょう。
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