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男性看護師のメリットや需要はある?女性の多い職場で男性が円滑に働くポイントとは?

  • 業界・資格ノウハウ

目次

男性看護師は以前よりも増加していますが、いまだに看護師業界は女性の割合が多い業界です。そういった女性の割合が多い看護師業界で、男性が看護師として働くことに不安を持っている方も多いかと思います。

この記事では男性看護師のメリットやデメリット、女性が多い職場で円滑に働くためのポイントなどを紹介します。看護師を目指そうと考えている男性の方は、ぜひ参考にしてください。


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男性看護師の割合

まずは、看護師業界における男性看護師の割合を見ていきましょう。

厚生労働省が公表している「平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)」によると、2018年時点での男女比は、男性7.8%:女性92.2%と報告されています。

つまり、男性看護師の割合は男女比で見ると、10人に1人もいないということです。そのため、ほとんどの職場では女性のほうが多いでしょう。

ただし、2010年時点での男性看護師の割合は5.6%でした。このことから考えると、以前よりもやや増加していることがわかります。男性の割合は年々増加していますが、看護師業界は今後もしばらく、女性の割合が多い状態が続くと考えられるでしょう。


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男性看護師にメリットはある?


男性看護師にメリットはある?の写真

看護師業界は女性の割合が圧倒的に多くなっていますが、その看護師業界で男性が看護師になることにメリットはあるのでしょうか。
ここでは、男性看護師のメリットを紹介します。


給与が高い

男性看護師は男性全体の平均と比べて、給与がやや高い傾向にあります。厚生労働省の 「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、男性看護師の平均給与が約344,000円であるのに対し、男性全体の平均給与は約338,000円となっています。

6,000円と小さな差に見えるかもしれませんが、積み重なると大きな差になるのではないでしょうか。

また、看護師の中で見ても女性看護師の平均給与より、男性看護師や看護師全体の平均給与はわずかに高いです。

理由としては、男性のほうが家賃・家族手当をもらうケースが多いことや、体力面から夜勤に入る回数が多く、夜勤手当を得ていることなどが挙げられるでしょう。

その他にも、男性は結婚や出産などで職場を離れる機会が少なく、継続して勤務しやすい点も影響していると考えられます。

看護師の給与についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

看護師の年収は高い?平均年収と月給・ボーナス・手当の内訳を解説!
看護師1年目の初任給・手取り・ボーナスはいくらもらえる?学歴や病院によって年収はどれくらい違う?


キャリアを積み上げやすい

先述のように、男性看護師は女性看護師に比べて、結婚や出産、子育てといったライフステージでのキャリア中断が少ない傾向にあります。その分、看護師としてのキャリアをスムーズに積んでいくことも可能です。

管理職の立場になる道はもちろん、専門性や特定の分野を追求した「専門看護師」や「認定看護師」の資格を取得すれば、スペシャリストとしてキャリアを積み上げることができます。

また、キャリアを築いていくことで、良い条件で転職することができたり、訪問看護ステーションなどの起業をしたりするケースもあります。


体力面で力になれる

体力面では、やはり男性看護師の力の発揮どころ。

看護師の業務は、患者の介助や夜勤勤務など体力が求められる場面が多くあります。特に重度の障害を持つ方や、精神疾患や認知症などによって抵抗する方に対応する際は、体力や筋力が欠かせません。

このように、看護師には体力が多少なりとも求められるため、男性看護師は重宝される存在となるでしょう


看護業務の改善につながる

かつて、男性は保健婦助産婦看護婦法により看護の国家資格をとることができませんでした。そのような歴史的な背景もあり、まだまだ女性が多いのが看護業界の実情です。

ですが、看護をする患者さんはもちろん男性・女性どちらもいらっしゃいます。

様々な患者さんに対してより良い看護をしていくためには、あらゆる角度からの意見が重要です。そのため、女性看護師だけでなく男性看護師の意見も必要なのです。

男性看護師が積極的に看護業務の改善に声を上げることで、看護の質の向上につながるでしょう。


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男性看護師が働く際の注意点

先述のとおり、男性看護師にはキャリアアップのしやすさや、体力面などでメリットがありますが、男性看護師だからこそ働く際に注意しなければいけないポイントもあります。これから看護師を目指そうか検討している男性は、ぜひ注意点も把握しておきましょう。


女性の患者への対応が限られるケースがある

看護師の仕事には、入浴介助や清拭、着替え介助、排泄介助などデリケートな業務も含まれます。

同性に介助されることにも抵抗を感じる方がいるため、女性患者のなかには男性からの看護に拒否感を抱いてしまう方も存在します。そのため、場合によっては女性患者への対応が限られるケースもあるでしょう。

反対に、男性患者の場合は、男性による看護が求められることもあるかもしれません。


人間関係の構築の難しさ

看護師業界は、女性が圧倒的に多い特殊な環境の職場です。そのため、男性看護師は職場内での人間関係の構築が難しくなる可能性があります。

看護師として働くうえでは、職場の同僚との協力が必要不可欠です。しかし、数少ない男性看護師ということでうまくコミュニケーションが取れず、居心地の悪さを感じることもあるかもしれません。


男性看護師の仲間が見つけづらい

男性看護師の割合はいまだ少なく、職場では男性看護師の仲間を見つけづらいのが現状です。場合によっては、職場内に自分以外の男性看護師がいないこともありえるでしょう。

男性看護師の仲間がいなくても働くことはできますが、男性看護師ならではの悩みの共有・相談はしにくいかもしれません。その結果、いつまでも自分で悩みを抱え込んでしまうおそれもあります。


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男性看護師が女性の多い職場で円滑に働くためのポイント


男性看護師が女性の多い職場で円滑に働くためのポイントの写真

ここからは、女性が多い職場で、男性看護師が円滑に働くためのポイントを紹介します。
人間関係の構築が難しいとはいえ、できる限りコミュニケーションを取り、良好な関係を築けるようにしましょう。


雑談を交えながら適度な距離感をつかむ

働きやすい人間関係を構築するためには、業務に関する会話だけではなく、雑談を交えながら適度な距離感をつかむのがポイントです。同じ職場で働く以上、相手がどのような人間性なのか理解していたほうが、スムーズに業務が行なえます。

しかし、雑談ばかりをしていると、業務に支障をきたす可能性もあります。雑談はほどほどにして、仕事が円滑に行なえる適度な距離感をつかむようにしましょう。


愚痴や噂話には加担しない

集団で働く職場では、性格や考え方の違いから、どうしても相性が合わない人がいるかもしれません。なかには、周囲の愚痴や噂話をする人が出てきて、あなたに話しかけてくることもあります。しかし、このような愚痴や噂話には混ざらないようにしましょう。

一緒に愚痴や噂話をすれば、話しかけてきた人とは関係性が良くなるかもしれません。しかし、周囲からは「陰口を叩くような人」と思われ、職場内での立場が悪くなることも考えられます。愚痴や噂話を聞かされた場合は、加担せず適度に相槌を打っておくのがよいでしょう。


面接時に男女比を聞いておく

面接の段階で事前に職場の男女比を聞いておくと、男性が働きやすい職場かどうかの判断材料になります。仮に男性看護師がゼロであれば、違う職場を探すほか、ある程度覚悟を持って就職するのも手でしょう。

面接時に男女比を聞いておけば、就職してから「男性看護師が自分1人で困った......」という状況にならずに済みます。


相談できる男性看護師を見つける

女性看護師と良好な関係を築けたとしても、男性ならではの悩みがあり、やはり男性同士のほうが話しやすいこともあるでしょう。そういったときのために、できれば悩みを相談できる男性看護師を見つけておくことをおすすめします。

同じ男性看護師なら悩みに共感してもらえ、良い解決策を提示してくれるかもしれません。職場内に相談できる男性看護師がいなければ、勉強会や学会などに参加して、外部の男性看護師と親しくなるのも一つの方法です。


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まとめ

男性看護師は近年増加傾向にありますが、看護師の職場はいまだに女性が圧倒的多数の状況です。女性が多い職場環境によるストレスや、女性患者への看護が難しい点など、男性看護師ならではの悩みもあります。

しかし、女性に比べて体力面で有利なこと、キャリアを積み上げやすいことなど、男性看護師はデメリットばかりではありません。今後も男性看護師は増加していくことが予想されるため、男性看護師の仲間も見つけやすくなるでしょう。

看護師に興味がある男性の方は、女性が多い職場だからといって敬遠せずに、ぜひ検討してみてください。


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