介護士を続けていると、日々いろいろなことが起こります。上手にストレスを発散する方法の一つとして、あるあるネタでクスっと笑ってみてはいかがでしょうか。この記事では、夜勤や、食事や入浴の介助など、介護の現場で起こる22個のあるあるをご紹介します。いくつ共感できる内容があるか読んでみてください。
介護士の夜勤あるある6選
介護士にとって、夜勤は気が抜けません。なぜなら、勤務人数が少なくなるにもかかわらず、トイレへの誘導など大変な仕事が多いからです。ここでは、そんな気が抜けない夜勤のあるあるを6つご紹介します。
そこにいるはずの利用者がいない
見回りをしている時や徘徊検知センサーが反応した時などに様子を見に行くと、「そこにいるはずの利用者がいない」といったことも少なくありません。途中で転倒していないかと心配したり、トイレにいるのではないかと探したりした結果、近くの空きベッドで寝ていただけのことがあります。
ささいな物音や徘徊している利用者にビクビク
夜の施設内は、暗く静かで何ともいえない雰囲気が漂っているため、巡回途中で角を曲がったり、部屋に入ったりしたタイミングで中の利用者を見つけると、思わず身がすくみます。ささいな物音や、何かの気配を感じると「幽霊なのでは?」と気になってしまう介護士もいるようです。
昼夜逆転している利用者が他の利用者を起こす
夜はできるだけ静かに寝ていてほしいものの、昼夜逆転している利用者がいると、寝静まった時間にカーテンを開けたり、他の利用者を起こすように声をかけ始めたりすることも珍しくありません。他の利用者が起きてしまうと困るため、今度はどのような部屋割りにしようかといつも頭を悩ませているようです。
静かな夜勤ほど怖い
夜勤は何もなければないで済みますが、静かな時間が続いていると、一斉にトイレに起きたりしないか、おむつ交換が必要になるのではないかと気持ちが落ち着かない介護士もいます。実際に、トイレへの誘導やコールのタイミングが重なり、一気に手が回らなくなることも。
同僚とここだけの話で盛り上がる
夜勤で落ち着いた時間があると、一緒に仕事をしている介護士に、ふと自分のことを話してしまうことがあります。普段あまり話さない人でも一緒に夜勤に入ると、勤務が終わる頃には前より少し親しくなっていることもあります。
夜勤明けの解放感は格別
早番のスタッフが出勤してくると「助けが来た!」と安心できます。通所の利用者の送迎や、健康チェックなど、施設内が動き出す中で退勤したり、混んでいる方向と逆の電車に乗れたり、日中に何をしようか考えたりするとき、優越感に浸れるという介護士もいるようです。
食事介助あるある3選
次に、食事介助に関するあるあるを3つご紹介します。
「まずくて食べられない」からの完食
「まずい」「こんなドロドロしたもの、食事じゃない」「量が多い・少ない」など、食事への不満は多く聞かれます。しかし、「今日はごちそうですよ」「○○さんの好物ですね」などと話しているうちに、結局完食して「おいしかった」と話す利用者も多いです。
食べた直後に「今日のごはんは何ですか?」
既に食事が済んでいるにも関わらず、「おなかがすいた」「朝から食事を食べていない」などと訴える利用者もいます。認知症の利用者がいる施設ではよくある光景ですが、食べ終わって歯磨きをした後に「今日のご飯は?」と聞かれると、一瞬困惑してしまうことも。
つい口をあけてしまう
眠かったり要介護度が高かったりすると、あまり食事を口に運んでもらえないことがあります。なんとか食べてもらおうと声をかけて刺激をしますが、気付けば利用者ではなく自分自身の口が開いていることも。
入浴介助あるある3選
介護士は入浴から更衣・整容までを安全に終わらせるためにさまざまな努力をしています。ここでは、入浴介助に関するあるあるを3つご紹介します。
入浴後は汗だく
入浴介助では、怪我をさせないように更衣を行なう他、利用者が転倒しないようにサポートしながら移動するため、手間がかかりがちです。入浴エプロンやゴム靴などを履いていても、全員の入浴介助を終える頃には湿気や汗でびしょびしょになることも少なくありません。
お風呂に入りたがらず出たがらない
利用者の中には、お風呂に入りたがらない利用者もいます。動いてもらうために「今日は素敵な温泉にご案内します」など、少し盛った表現をしがちです。また、入浴を嫌がっていたにも関わらず、いざ浴槽から出るタイミングになると「もっとゆっくり入りたい」と言い、お風呂から出て来なくなる利用者もいるなど、困惑する介護士も少なくありません。
入浴の開放感で開放されるものとは
入浴は、温かく体もさっぱりするので、利用者は気持ち良さそうにしています。しかし、開放感からか失禁率が普段よりも高くなる利用者も。入浴介助では、あらゆる事態を想定した用意が欠かせません。
排泄介助あるある2選
利用者の排泄介助を負担に感じる介護士は、多いかもしれません。日々の排泄にも、あるあるは潜んでいます。ここでは、排泄介助に関するあるあるを2つご紹介します。
オムツ交換をしたとたんオムツ交換
新しいオムツは、すっきりして快適です。利用者のオムツを交換して、ほっと一息ついた少しの合間に、また排泄をしてしまう利用者は少なくありません。「終わったはずなのにもう一度交換をするのか...」とがっくりする介護士もいるようです。
排泄は健康のバロメーター
利用者の中には、「体調が良い・悪い」など自己表現ができない人も多いです。そのため、健康チェックの方法として、バイタルや排泄物は非常に重要な情報となります。介護士になりたての頃は、臭いが気になり、つらいと感じていた排泄介助でも、徐々に「今日はいいのが出たね」「やっと出せて気持ち良かったね」と前向きに受け止められるようになる介護士もいるようです。
新人介護士あるある2選
新人介護士は、慣れない作業と利用者への対応で常に緊張しています。ここでは、新人介護士に関するあるあるを2つご紹介します。
夜勤はコーヒーや栄養ドリンクで乗り切る
今まで、日中起きていて夜に眠るサイクルで生活をしていた人にとって、夜勤は起きていること自体が辛く感じるかもしれません。夜勤経験が浅い介護士は、夜に眠くならないようコーヒーや栄養ドリンクで気合いを入れがちです。
あっという間に退職していた
介護士の資格を取っただけでは、現場の状況に適応できません。新人職員が、いつの間にか退職しているのはよくあることです。新人にOJTをしていたけれど、「1週間もするといなくなってしまった」という経験をした人は多いのではないでしょうか。
介護士の日常あるある6選
介護施設では、日々さまざまなことが起こります。ここでは、介護士の日常に着目したあるあるを6つご紹介します。
コールしたことを忘れている
呼び出しのコールが鳴って駆け付けたところ、利用者は介護士を呼んだこと自体をすっかり忘れていて「どうかしましたか?」と逆に驚かれることがあります。すぐに行ったつもりでも、短期記憶が苦手な認知症の人にとっては、非常に長い時間だったのかもしれません。
食べる時間がどんどん短くなる
「食事はゆっくりとよく噛んで食べたほうがいい」ということはわかっていても、勤務中はいつ利用者に呼ばれるかわかりません。そのため、ようやく休憩を取れても、つい早食いになってしまう介護士も。5分以内に食べ終える人も珍しくないのではないでしょうか。
男性介護士は恋愛対象になりがち
介護士は、職場に女性の比率が多く、男性介護士は力がいる業務をすることが多いです。頼もしい存在ではありますが、それだけに女性介護士から恋愛対象に見られてしまうことがあります。お互いの仕事の悩みに共感しやすく、良いパートナーではありますが、三角関係になったり破局したりすると、その後の勤務がし辛くなりがちです。
高齢介護士が大活躍
高齢になっても、元気であれば介護士として働けます。中には、利用者よりも年配の介護士がいる施設も。きびきびと働く姿に尊敬の気持ちを抱きつつも「あんなに元気でうらやましい」「あの年齢まで自分は働き続けられるのか」などと、思ってしまいがちです。
「介護士辞める」を言い続けて早10年
介護士は、ストレスが多く体力的にも負担を感じやすいため「もう介護士を辞める」というのが口癖になっている人もいます。辞めたい気持ちは強くても仲間や利用者の様子が気になり、気付けば長く勤めてしまっているケースも珍しくありません。
やっていてよかったうれしいあるある
感謝の気持ちを伝えられると、介護士でよかったと思うことがあるでしょう。普段あまり口数が多くない利用者が何気なく発した一言や、利用者の家族などから伝えられたお礼や手紙などに感動できるのは介護士の醍醐味の一つです。
まとめ
介護現場でのあるあるは、当事者の場合は対応が大変だったりヒヤリとしたりすることも多いでしょう。しかし、介護士同士で「あるある」と笑って過ごせれば、勤務に少しゆとりが持てるかもしれません。
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