30歳を迎える前に次のステップを踏みたい。そう思って転職を決めたものの、想定外の事態で仕切り直し。経験を生かせる介護分野でキャリアの幅を広げることにしたところ...。
こんな方にお話を聞きました!
――介護業界でのキャリアはどのくらいですか?
出身地である宮崎の病院で5年くらいヘルパーとして勤務して、介護福祉士の資格を取ってから上京しました。それから都内の病院で4年ほど介護職員として働いていたので、あわせて約9年ですね。
――転職することにした理由は何だったのでしょうか。
30歳になる前に、違う経験をしてみたい。そう思ったのです。介護とはまったく異なる分野にも興味があって、実はコールセンターのオペレーターとして働くことが決まっていました。ところが、いつから勤務を開始するか調整している段階で突然、その会社と連絡が取れなくなってしまったのです。
――内定していたのにもかかわらず?それはあせってしまいますね。
もう前の職場は退職が決まっていましたしね。それであわてて求人検索サイトで募集を探して、興味を持ったのが、このお仕事でした。
訪問介護に挑戦してみようかな
―――お仕事探しをするうえで重視したのは、どのような点だったのでしょうか。
一番は勤務する場所です。住まいの近くで働いて、趣味のためにまとまった時間を確保したかったので、近隣のエリアに絞って探しました。人と接することが好きだし、介護のお仕事自体は楽しく、面白いと感じていたので、これまでにやったことのない訪問介護に挑戦してみようかな、と。
―――結果的に経験を生かせるお仕事を選ばれたわけですね。応募した介護職の募集はほかにもあったのでしょうか。
ありましたし、お給料も悪くありませんでした。でも比べてみたら、この会社はもっと良かった。私の趣味というのが、イラストを描くことで、1枚完成させるのに5~10時間かかってしまうのです。自由につかえる時間がきちんと取れて、稼ぎもそれなりにないと困るので、勤務地にこだわりつつ、お給料を比べて、できるだけ高いほうを選びました。
―――どのようにして比べて、ワンダフルサポートを選んだのですか?
給与欄を見たら、時給そのものが高かったし、給与例がきちんと書いてあったので、自分に置き換えて「これくらいは稼げるな」と想定できました。やっぱり少しでもたくさんもらえたほうがありがたいですから。介護業界で働く人なら、ほとんどがそうだと思いますけど。
事業所には出勤しないで直行直帰
―――転職して、今、どのように感じていますか?
フレックスヘルパーとして訪問介護のお仕事をはじめて、一番変わったと感じたのが、家を出るときから給与が発生する仕組みでした。最初は違和感があって戸惑ったというか、慣れるのが難しかったですね。前職では病院に出勤して、職場で業務をはじめる直前にタイムカードを押していましたから。
―――事業所には出勤せずに、そのままご利用者様のもとに向かっているわけですね。
そうです。出退勤がスマホのアプリでできるところが便利だし、今の時代にマッチしていて良いな、と思います。スマホだけでなく電動アシスト自転車も会社から支給してもらえて、それでご利用者様のご自宅に向かっています。
―――仕事の内容については、どこが変わり、どう感じていますか?
病院で働いていたときは、食事、排せつ、移乗の介助など身体介護が中心でした。お掃除や買い物といった生活援助ははじめてで、慣れていなくて大変ではあるものの、利用者様の日常の暮らしを支援する実感があります。コミュニケーションする喜びを、より多く得られるようになったというか、その点が大きく変わって、面白いと感じています。
―――訪問するのは一日にどのくらいなのでしょうか?
5~8人の利用者様のご自宅を回っています。勤務は週5日で、日曜日と月曜日は必ずお休み。時間は日によって多少変わりますが、もしお仕事が早く終わっても、組まれたシフトどおりに給与が支給されます。入ってからわかったことですが、その点も、この会社ならではの魅力ですね。あと、一日の最後の訪問先は住まいに近いところにしてもらっています。
―――融通を利かせてもらった?
そうですね。効率的に働けるおかげで、イラストを描く時間がしっかり取れています。さすがに転職してすぐは、まずはお仕事に慣れないと、と思って控えていましたが、1か月を過ぎた頃にはもう描く作業を再開していました。
―――こちらの事業所に来ることは、ほとんどないのでしょうか。コミュニケーション不足が心配になりますが、情報共有などはどうやっているのですか?
入社当初は通って、つきっきりでお仕事を教えてもらいましたけれど、ひと通りのことができるようになったら、もうずっと直行直帰です。やりとりはほぼスマホで完結できて、2日に一度はモバイルメッセンジャーアプリで連絡を取り合っています。もしかしたら、ここ(事業所)に来たのは1か月ぶりかも(笑)
ご利用者様と会える現場からは離れたくない
―――これから先は、どうしたいとお考えですか。
今はまだ転職したばかりですし、とくにプランはありませんが、5年周期で転機が訪れているので、また何かあるかも(笑)ゆくゆくは趣味を生かしてお仕事をしてみたい気持ちもありますし、介護分野でまた新しい挑戦をしたいと思うかもしれませんね。
―――ワンダフルサポートという会社については、実際に働いてみて、どう感じますか?サービス提供責任者やケアマネジャーとしてキャリアを築くこともできると思いますが。
会社から無理を言われることがなく、希望をくみとって考えてもらえるので、すごく安心できて、楽しく働けています。確かにサービス提供責任者やケアマネジャーになる道もあって、なれるとも聞きました。でも私の場合、年配の方と接することが好きなので、介護のお仕事を続ける限りは、ご利用者様と会える現場からは離れたくないな、と考えています。
編集部コメント
入社予定の会社と連絡が取れなくなるというトラブルに見舞われて、転職活動をやり直し...。経験を生かせる仕事を選び、病院内介護から訪問介護にフィールドチェンジしたところ、より大きな手応えと喜びを感じられるようになったそうです。さらに、自分の時間をしっかり確保できるゆとりも生まれ、イラストを描く趣味に打ち込めているとか。
「バイトルPROは給与例など、知りたいことがわかりやすくまとめてあったのが良かったです」とおっしゃっていただきました。応募後の流れもスムーズで、とんとん拍子に進み、お仕事の空白期間が生じることなく、新しい一歩を踏み出すことができたそうです。
バイトルPROは、プロとして働きたい方々のより良いお仕事選びをこれからも応援してまいります。
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