いつもお世話になっている介護士や、これから介護士として働く人への就職祝い、職場の同僚など、介護士へプレゼントを贈る機会がある人も多いでしょう。家で使えるものや、定番の花・お菓子のほかにどのようなものなら喜んでもらえるでしょうか?
ここでは、介護士が仕事で使えるアイテムを20種類ピックアップしてご紹介します。彼氏や母親などにも贈れる男女別のプレゼントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
介護士へプレゼントを贈る際のポイント
プレゼントの定番は、花やお菓子、商品券、趣味のものなどが人気です。ですが、せっかく介護士へプレゼントを贈るのであれば、「できれば仕事で使えるものを選びたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。介護士は、利用者の一人ひとりに合わせた対応が求められ、忙しく動き回る仕事です。
そのため、手荒れや腰痛、頭痛、不眠、足の疲れなど体の不調を抱えている人も多く見られます。プレゼントには、介護士の悩みをやわらげるものを選ぶとより喜ばれるプレゼントが贈れるでしょう。
介護士に贈るおすすめのプレゼント10選
友人への就職祝いやお礼などに選びやすい、介護士におすすめのプレゼントを10個ピックアップしてご紹介します。
ハンドケアグッズ・ハンドクリーム・ワセリン
介護士は、入浴介助やおむつ交換など、手洗いの頻度が高いため、季節に関係なく手が荒れてしまう人が多い傾向です。ひどい場合は、指の関節が切れて出血してしまう人もいます。夜寝る前に保湿するタイプや、塗ったあとにべたつかないハンドクリームなどは喜ばれるアイテムの一つです。
メモ帳
介護現場では、利用者の様子や、あとで対応すべきことをメモすることが多い傾向です。ある程度頭に残っていても、大切な発言や正確な時間などは、記録として書き留めておくと便利かもしれません。
手の甲にメモをしてしまいがちな人には、リストバンドのようなウェアラブルメモ帳やポーチに固定できるひも付きのメモ帳があると便利です。
飴などのお菓子
栄養ドリンクをはじめ、お茶やジュースなどの飲み物類は、いつでも喜ばれるプレゼントです。休憩時に疲れをやわらげたり、お菓子交換に役立てたりと、食べ物類はもらうと嬉しいアイテムでしょう。夜勤時の眠気や、脱水予防に何か口にするものが欠かせない人も多く見られます。
のど飴や栄養ドリンク、チョコレート、ゼリー飲料などあまり手を汚さずにさっと食べられるものがおすすめです。
LEDライト
夜勤時には、利用者への配慮などから、視界が悪くても気軽に電気をつけることができません。懐中電灯を使うケースも多いですが、片手がふさがってしまい、利用者のお世話に苦労してしまうことがあります。首にかけて使うライトなどは、誤って落とすこともなく両手が使えるため、気軽に視界が確保できて便利です。
マッサージ器
介護は、肩や腰に負担がかかりやすく、足がむくむことも少なくありません。マッサージ機能付きのクッションや振動で体のコリをほぐす小型のマッサージ機などがあれば、おおいに役立つでしょう。むくみやすい人には、マッサージ機能付きのフットバスなどもおすすめです。
腰痛ベルト・サポーター
長期間介護士を続けていくには、腰への負担を最小限にする必要があります。そこで、慢性的な腰の痛みに悩まされている介護士の人には、腰をサポートするプレゼントが人気です。湿布を貼るだけより、腰にかかる負担を減らせるため、腰を痛めている実感のない人も、気持ちよく仕事ができるようになります。
マスク・ばんそうこう
安全への配慮が欠かせない介護施設では、介護士が使う衛生用品もプレゼントとして喜ばれます。特に、他人にも配れるマスクや、ばんそうこうは何枚あっても困りません。なお、マスク感染予防効果は、布マスクよりも不織布マスクのほうが高いため、不織布マスクがおすすめです。
参考:内閣官房「いつでもマスク(新型コロナウイルス感染症対策)」
リラックスグッズ
アイマスクやアロマスプレー、オイル、バスソルト、入浴剤、足のむくみ取りシートなどは、香りの刺激で仕事の疲れが癒せるアイテムです。体の疲れとともに、心の疲れも緩和できれば、また次の勤務も元気に取り組めるでしょう。
印鑑
管理文書の資料が電子化したものが増えてきていても、まだ紙が重要な位置づけになっている施設も少なくありません。そのため、ちょっとした記名には、印鑑があると便利です。訂正印が必要な職場では、認印と訂正印がセットになっている印鑑が役立ちます。
キャラクターや質感などで、予算や相手に合わせた贈り物ができる点も魅力です。
歯ブラシ
歯ブラシは、消耗品のため、いくつあってもうれしいプレゼントです。ロッカーに置いておけるコンパクトタイプに限らず、高級タイプの歯ブラシもおすすめです。電動歯ブラシとまではいかなくても、いつもよりよく歯を磨ければ、すっきりして職場に戻れるでしょう。
男性介護士へのプレゼント5選
彼氏や同僚など、男性の介護士におすすめのプレゼントを5個ピックアップしてご紹介します。
小物入れ・名刺入れ
介護士が手元に置いておきたいものには、消毒液やペン、ゴム手袋、メモ帳などがあります。ポーチや小バッグなど専用の入れ物があると、ものを落としにくく必要なものが準備可能です。また、介護士は普段あまり名刺を使わないため、名刺入れも持っていないケースが多くあります。リーダー職の場合など、社外の研修に出かける機会が多い人は、名刺入れが便利です。
ノック式ボールペンなどの筆記具
日々のようすを記録するために、メモが手放せない人も多く見られます。筆記具は、キャップとペンが分離しないタイプのノック式がおすすめです。もし、キャップを落として紛失してしまうと利用者の誤飲につながる恐れがあり、施設内では禁止されている場合もあります。
コーヒー
コーヒーには、香りでリラックスをしたり、自立神経の働きを高めたりと、さまざまな効果があります。介護士は、ストレスが高まることも多く、休憩の際にコーヒーで一休みしたい人も多い傾向です。仕事の合間に飲むコーヒーなので、スティックタイプやドリップタイプなど、1杯ごとに手軽に飲めるタイプがおすすめです。
ナースウォッチ
ナースウォッチとは、懐中時計のように時計に紐が付いていて、ポーチなどに固定できる時計です。介護士は、利用者に直接触れることが多いため、腕時計は着けられません。しかし、食事やレクレーション、カンファレンスなどは時間が決まっているため、時間がわからないと困ります。
秒針の有無や夜間に使える蓄光タイプ、防水機能、日づけ表示など介護に便利な機能に着目して選びましょう。
電子書籍
介護士は、キャリアパスとして実務者研修や介護福祉士を目指す人もいるため、仕事の合間に効率よく勉強をしたい人もいるかもしれません。電子書籍用にタブレットがあれば、スキマ時間にテキストをさっと開いて確認できます。また、休憩時間に好きなコンテンツを楽しむ際にも便利です。
女性介護士へのプレゼント5選
母親や友人など、女性の介護士におすすめのプレゼントを5個ピックアップしてご紹介します。
インソール
介護士は、立ちっぱなしで足の疲れやむくみ、腰の痛みを抱えている人が多い傾向です。高いクッション性能のあるインソールなら、使い方は自分の靴に入れるだけなので、誰でも気軽に使えます。消臭効果が期待できるタイプもあるため、職場の靴に入れておくとよいでしょう。
座布団
事務所や自宅の椅子に座る際、クッションがあると、長時間座っていても腰に負担がかかりにくくなります。体圧分散機能や、通気性、デザインなどに着目して選びましょう。
制汗スプレー・シート
移譲介助や、おむつ交換などをしているうちに、汗をかいてしまう介護士は多い傾向です。また、入浴介助では自分が汗だくになってしまうことも多いため、介助が終わったあとに制汗シートでふき取れば、さっぱりして別の業務に取り組めるでしょう。
コスメ・アクセサリー
普段忙しい介護士だからこそ、自分を美しく装うためのプレゼントは意外性があって喜ばれます。パックやフェイスマスクなどで、じっくりと自分磨きをしたり、パーストーンやチャームなどで運気アップを願ったりできるものなど、もらってうれしいプレゼントはいろいろあります。オフの日を充実させられれば、仕事の活力につながるでしょう。
アイマスク
目は、睡眠不足やストレスなどで疲れやすい部位です。夜勤の際や、じっくりと休みたい場合には、アイマスクが役立ちます。アロマ効果や温熱効果があるアイマスクは、気持ちをゆったりほぐすことが期待できるでしょう。また、アントシアニンやポリフェノール、ビタミンA・C・Eなどを含むサプリメントと合わせて贈るのもおすすめです。
まとめ
介護士向けのプレゼントを20種類ご紹介しました。実用的なプレゼントもさることながら、介護士が最も喜ぶのは感謝の気持ちかもしれません。プレゼントを贈る際は、受け取る相手の気持ちを考えて渡すのがおすすめです。
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