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看護師は性格がキツイって本当?看護師に向いている性格とおすすめの職場を紹介

  • 仕事お役立ち情報

目次

看護師は「性格がキツイ」「性格が悪い人が多い」と言われがち。それを聞いて看護師には向いていないかも、辞めた方が良いのでは...と悩む方もいるのではないでしょうか。

しかし同じ看護師でもさまざまな人がいて、職場によって向き・不向きも異なります。この記事では看護師の性格の傾向や看護師に向いている性格、職場ごとの特徴などを解説します。


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看護師は性格がキツイって本当?

看護師の性格は悪い、看護師は性格がキツくないとやっていけないなどと言われますが、はたして本当なのでしょうか。看護師の性格について、筆者の経験も交えながらお話ししていきます。


看護師全員の性格がキツイわけではない!

「看護師は〜」とひとくくりにして語られがちですが、看護師として働く人全員の性格がキツイわけではありません。当然ながら一人ひとり性格は違うので、厳しい人もいれば穏やかでやさしい人もいます。

キツイ性格でないと続かないというわけでもなく、長く働けるかどうかは職場との相性や、仕事にやりがいを見出しているかどうかによっても変わってきます。

さまざまな人が働いているので、一概に「こんな性格だから向いていない」と判断はできません。安易に向き・不向きを考えるのではなく、ご自身が持つ性格や特性をどのように仕事に活かすかが重要でしょう。


看護師の性格がキツイと感じる理由

看護師全員の性格がキツイわけではないのに、そう思われてしまう背景には、いくつか理由が考えられます。その理由について考えてみましょう。


命に関わる仕事だから

多くの看護師が働く医療現場は、患者さんの命や健康に関わる重要な場です。一つの動作が命を左右する可能性もあり、常に気が抜けません。

だからこそ後輩の指導が厳しくなったり、患者さんに対して毅然とした態度で接したりすることがあります。それは決して性格が悪いわけではなく、「後輩にはしっかりと仕事ができるようになってほしい」、「患者さんには元気になってほしい」という気持ちの現れです。

しかしそのような姿は仕事中だけで、職場から離れると印象が変わる人も珍しくはありません。


忙しさとストレスの影響

看護師は忙しく、夜勤などのシフト勤務の影響もあり、ストレスや疲れが溜まりやすいです。1日の仕事量も多く、常に時間に追われているため、気持ちに余裕がなく、それが表情や態度に現れてしまっていることも考えられます。

多忙だと食生活が乱れやすく、それが体調に影響を及ぼしている場合もあるでしょう。「本当は穏やかな態度で接したいけど、いつもイライラしてしまう」と悩んでいる人も多く見受けられます。


女性が多い職場特有の人間関係

看護師の特徴といえば、女性が多いこと。女性ばかりの人間関係は時に陰湿なことがあり、グチや陰口、噂話ばかりになるのも少なくありません。ナースステーションや事務室などで看護師が話しているのを耳にして、性格が悪いと感じた方もいるのではないでしょうか。

男性看護師も増えてきたとはいえ、まだまだ大多数は女性です。職場によっては男性が全くいないことも珍しくないでしょう。もちろん他人に干渉しない、さっぱりした性格の女性看護師もいますが、全体的な傾向としてネガティブな雰囲気があるのは否定できないように感じます。


看護師の性格は職場によって違う!?

看護師は仕事の特性上、性格がキツく見えてしまうこともありますが、職場によってその傾向は異なります。例えば救急外来のように、いつ患者が運ばれてくるか分からない緊張感の高い職場がある一方で、高齢者の生活の場である介護施設のように穏やかな雰囲気で働ける職場もあります。

今の職場が性格的に合わないと感じていたとしても、もしかしたら職場を変えると前向きに働けるようになるかもしれません。

特定の職場だけで看護師に向いていないと判断するのは、もったいないです。ご自身の性格に合わないからと看護師そのものを諦めてしまう前に、違う職場への転職を一度検討してみるのも良いでしょう。


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性格の悪い看護師にはどう対処したら良い?

ここまで解説してきたとおり、色々な看護師がいるなかで、性格が悪く見えるだけの人がいる一方、性格が悪い人がいるのも否定できません。実際に同じ職場に性格の悪い看護師がいて、嫌な思いをしている方もいるのではないでしょうか。

しかし他人の性格を変えるのは難しいため、無理に関わろうとせず「この人はこういう人なのだ」と受け入れた方がストレスは少ないです。必要以上に深く関わらず、深い話はしないようにしましょう。陰で何かをしてくるような人がいる場合は、2人きりにならないような工夫も必要です。

あまりにひどくて困っている、同じように感じている人が他にもいるというときは、上司に相談するのも選択肢の一つです。つらいときは1人で我慢せず、周囲に相談するようにしましょう。


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看護師に向いているのはこんな性格!

職場によって向いている性格は異なりますが、看護師に向いている基本的な性格として以下のような特徴が挙げられます。


誠実に仕事ができる、責任感が強い人

看護師は、患者さんの命や健康だけでなく、ご家族も含めた生活のあり方にも関わる仕事です。いい加減な仕事をすると患者さんやご家族に悪影響を与えてしまうため、真摯な対応や丁寧な作業が求められます。

強い責任感を持って仕事を遂行できる人が、看護師に向いているといえるでしょう。


迅速な判断と行動ができる人

患者さんの急変や事故など、看護師の仕事はときにスピード感を求められます。ゆっくりと考えている時間はなく、短時間で適切な判断と行動をしなくてはなりません。

冷静に状況を観察し、迅速に対応できる人は看護師に向いています。医療現場はもちろん、介護施設でも利用者さんは急に体調を崩したり転倒したりする場面があるため、看護師全体にいえることと考えて良いでしょう。


精神的・体力的にタフな人

看護師は不規則なシフトで働くことや、体力が必要な場面が多いため、精神力や体力が求められます。

加えて、患者さんの治療はうまくいくことばかりではなく、ときに悔しい思いや悲しい思いをすることもあるでしょう。そうした感情と向き合い、乗り越えていける強さを持った人は看護師に向いているといえます。


学ぶことが好きな人・向上心がある人

医療は日々進歩しており、新しい治療方法が次々と開発されています。今まで明らかになっていなかったことが解明され、それが常識になるケースも十分に考えられます。

そのため現場で働く看護師は、学び続ける意思が欠かせません。

学校で学ぶ内容は基礎中の基礎で、現場で必要とされる知識や技術は、自らの意思で学ばないと身につけられません。学ぶことが好きな人や、向上心がある人は看護師に向いています。


コミュニケーションが苦ではない人

看護師は患者さんと接する仕事であり、多職種との連携も必要です。常に人と関わらなくてはならないため、コミュニケーションを苦に感じる人には難しいかもしれません。

病気やケガと向き合う患者さんは、不安定な精神状態に置かれていることも少なくありません。言葉だけでなく、表情や態度など細かなところまで観察し、その人に合わせたコミュニケーションが求められます。


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性格・関心別におすすめの職場を紹介

看護師に向いている性格として共通しているタイプはあるものの、職場によって雰囲気や特徴は大きく異なります。ここからは性格や関心ごとに、向いている職場や働きやすいと考えられる職場をご紹介します。

ここでご紹介するのはあくまで一例ではありますが、働く場所を検討する際の参考にしてみてください。


命を救う現場で活躍したい人

看護師の仕事といえば、テレビ番組のドキュメンタリーで見るような緊迫した場面を思い浮かべる方もいるかもしれません。そのような最前線の現場で働いてみたい方は、救急救命センターや手術室、周手術期病棟などの急性期の職場がおすすめです。

緊張感が高くスピードが求められる現場であり、高い技術と知識が必要となりますが、命を救うやりがいのある仕事を担えるでしょう。


臨機応変な対応や正確な作業が得意な人

刻々と変化する状況に対して冷静かつ臨機応変に対応できる人や、正確に業務を遂行できる人には、急性期病院や手術室、規模の大きなクリニックなどが向いているでしょう。

急性期の現場では救急搬送や急変が多く、常に的確な状況判断が求められます。手術室も同様で、手術の進行に合わせて適切に対応しなくてはなりません。

クリニックは病院に比べて楽なイメージがあるかもしれませんが、複数の診療科を持っていたり、医師が多く働いていたりすると、とても忙しいです。受診する患者さんの症状に合わせて業務を進めていく必要があります。


穏やかな性格の人・ゆったりしたペースで働きたい人

急性期病院のような緊張感のある場所は苦手で、できるだけゆったりとした雰囲気の中で働きたいという方は、患者さんの状態が比較的落ち着いている職場を選ぶと良いでしょう。

例えば回復期や慢性期をメインとした病院、精神科病院などに入院している患者さんは、病状が安定しているケースが多いです。受診者数があまり多くない小規模のクリニックや、介護施設などもおすすめです。


ルーティンワークが好きな人

臨機応変な対応よりも、決まった仕事を着実にこなしていく方が合っていると感じる方もいるかもしれません。そのような方には、健診クリニックや外来透析を専門とするクリニックがおすすめです。

看護師の職場は臨機応変さを求められることが多いですが、健診や透析の仕事はほぼルーティンでこなせます。毎日の仕事内容や、1日のなかで忙しくなる時間帯もあらかじめ分かるので、落ち着いて働けるでしょう。


まとめ役や事務作業が得意な人

複数の人をまとめたり、パソコンや書類に向かって事務作業をしたりするのが得意な方は、複数の専門機関や多職種との連携が必要な職場が向いています。

例えば、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所などのケアマネジャー業務、行政で働く保健師などがおすすめです。いずれも多方面と連絡調整などをする必要があり、事務作業も多い仕事です。

ただしケアマネジャーや保健師として働く場合は、資格取得が必要です。まずは資格取得から目指しましょう。


コミュニケーションを重視したい人

せっかく看護師になったのに、患者さんと関わる時間が取れないと葛藤する人は少なくありません。仕事においてコミュニケーションを重視したい方は、回復期や慢性期の病院、精神科、緩和ケアなどがおすすめです。

急性期と比べると患者さんと接する時間が取りやすく、じっくりとコミュニケーションを取れるでしょう。


看取りが苦手な人

看護の仕事は好きでも、患者さんの最期の場面に立ち会うのは苦手な方は、退院に向けてリハビリを行う回復期の病院や入院施設のないクリニック・診療所、デイサービスのような通所介護施設などがおすすめです。透析も外来通院のみであれば、急変などの場面に立ち会うことは少ないでしょう。

クリニック・診療所は在宅医療に対応している場合、看取りに対応しなくてはならない可能性があります。看取りを避けたいのであれば、通院のみに対応している職場を選ぶと良いでしょう。


子どもと接することが好きな人

小さな子どもと接するのが好きであれば、小児科がおすすめです。小児専門のクリニック・診療所だけでなく、地域のかかりつけ医を担っているようなところであれば、子どもも多く受診します。小児科以外であれば、保育園で働く選択肢もあります。

病院にももちろん小児科はありますが、つらい場面に立ち会う可能性があることは理解しておいたほうが良いでしょう。


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まとめ

看護師の性格は必ずしも全員が悪いわけではなく、看護師という仕事内容や職場の特性に影響されている部分も少なからずあります。職場の人間関係が理由で看護師に向いていないと感じる場合は、職場が合っていないのかもしれません。

つらいときは看護師を辞めるだけではなく、部署移動や転職も視野に入れてみることをおすすめします。ご自身の性格に合った職場が見つかれば、仕事に対するつらさも軽減されるでしょう。

バイトルPROでは、この記事で紹介した職場だけでなく、さまざまな求人を検索できます。看護師を辞める前に、一度ご自身に合う職場を探してみてはいかがでしょうか。


ライター 小松亜矢子

地域看護に関心のあるライター。看護師の資格を持ち、地域でコミュニティナースとして活動中。


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