保育士は、保護者との接点が多いため、保育士として望ましい髪型で日々活動することが大切です。しかし、「保育園に髪型の規定はないから、ふさわしい髪型がわからない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?今回は、保育士さんが髪型を決める際に役立つポイントを具体的に紹介します。「保育士に転職する」「復職する」「実習を控えた学生」といった人も参考にできる内容です。
保育士の髪型は清潔感が大切!
保育士の髪型は子どもや保護者から好感を持ってもらえることが基本です。清潔感があることが必須と言っても良いでしょう。
保育園では子どもの年齢に合った基本的な生活習慣が身につくようにサポートします。髪を整えることは、基本的な生活習慣のなかの一つ。そのため、見本となる保育士の髪型も清潔感が求められるのです。
やってはいけない髪型
保育士がやってはいけない髪型は、「見た目がだらしない」印象を与える髪型です。
【やってはいけない髪型の例】
・奇抜な髪色・派手なカラーリング
一般的な髪色から極端に外れたカラーリングは、子どもが怖がる可能性があります。保護者からの印象も悪くなるかもしれません。
・毛先が子どもに当たる髪型
長い髪は束ねれば問題ないと思われがちですが、注意が必要です。なぜなら、束ねた長い髪は、馬の尾のような状態となるため、保育士が頭を振るたびに毛先が子どもにあたってしまう可能性があるからです。
・前髪が長い髪型
長い前髪は視線を遮ります。表情に乏しくなる可能性があり、保育士には好ましくありません。
子どもの安全性を最優先に考える
保育士の髪型は、おしゃれ度よりも子どもの安全性の優先が大切です。さまざまなケースを想定して、子どもの安全面を配慮した髪型を意識します。
【控えたい髪型の例】
・ピンやバレッタなどヘアアクセサリーを付けた髪型
理由:ピンの先などで子どもを傷つける可能性があるため。
・小さいビニール性のヘアゴムをつけた髪型
理由:ヘアゴムが落ちて子どもが誤飲する可能性があるため。
・香りが強い整髪料を使った髪型
理由:整髪料などに含まれる合成香料(化学物質)の香りが長時間体内に取り込まれると、不快感やさまざまな健康被害が生じる可能性があるため。詳しい原因などがわかっていない分、子どもへの影響を考慮して、控えたほうがいいでしょう。「香害」となるような場合は、子どもだけでなく同僚や保護者にも不快感を与えてしまう場合があります。
保育士におすすめの髪型
子どもたちは、日頃から保育士の髪を触ったり、髪に頬をすり寄せたりしてくることもあります。おすすめの髪型は、子どもだけでなく保護者にも好感を持ってもらえる以下のような髪型です。
・ショートカット
・ボブ
・ポニーテール
・お団子ヘア
ここでは、保育士におすすめの各髪型の理由とヘアアレンジのポイントを紹介します。
ショートカット
ショートカットのおすすめポイントは、手入れが簡単なところです。アクティブに動いても髪の崩れを気にしない分、仕事に集中できます。夏になるとプールなどの水遊びがあるため、髪が濡れてしまうこともありますが、ショートカットであれば髪が濡れてもすぐに乾き、スタイリングも手櫛で直すことが可能です
。ショートカットで少しおしゃれを楽しみたいなら、毛先をカールさせたり、前髪の分け目を変えたりすれば雰囲気が変わります。
ボブ
髪が整えやすく、手入れが簡単な髪型としてボブもおすすめ。ボブは、髪の量やストレート、パーマで雰囲気が変わるバリエーション豊富な髪型です。ただし、長さ次第ではサイドの髪で左右の視界が遮られてしまうこともあるため、注意しましょう。
ボブのアレンジでは、ハーフアップが手早くできて簡単です。また、外ハネにしたり、内巻きにしたりすれば違う印象が楽しめます。
ポニーテール
ロングヘアやミディアムヘアの場合、そのままの状態では保育しにくいため、簡単に髪をまとめられスタイルが乱れにくいポニーテールがおすすめです。ただし、ポニーテールは高い位置で結んでしまうと顔を動かすたびに毛先が揺れて、子どもたちにあたる可能性があるため、結ぶ位置には気を配りましょう。
ポニーテールの場合、「ヘアゴムの色を変える」「シュシュを巻く」「サイドヘアを編み込む」などで雰囲気を変えることができます。また、ロングヘアの人はポニーテールにした髪を三つ編みにするアレンジも簡単です。
お団子ヘア
お団子ヘアもキュートに仕上がり、快活な印象になる保育士におすすめの髪型です。特に、ロングヘアで結んだあとの垂れる部分が長い人にはぴったり。ただし、お団子をまとめるときに、ピンの使用は避けましょう。なぜなら、ピンが落ちたり引き抜かれたりすると危険だからです。
ゴムだけでもお団子ヘアはつくることができます。お団子部分が乱れやすい場合は、お団子ネットを使えば美しくまとめることも可能です。お団子ヘアは、お団子の位置で雰囲気が変わるため、アレンジが楽しめます。
お団子の位置は、高めだとかわいらしさをアップさせることができるでしょう。ムーミンのミイのように、頭上お団子なら子どもたちも喜び、保育士のまねをする子どもも出てくるかもしれません。
髪型を変えるときの注意点
保育士の髪型は、子どもや保護者への印象だけでなく、職場内での印象も十分に配慮することが大切です。髪型を変えるときは、保育士の立場をわきまえた髪型が向いています。ここでは、髪型を変えるときに注意したい2つのポイントを確認しましょう。
職場の決まり・ルールに従う
髪型や髪色のルールは、保育園によって異なります。そのため、自分が勤務する保育園の髪型のルールを確認したうえで、従うことが重要です。明確なルールがない保育園の場合は、自分で判断が必要な場合もあります。
ルールがない場合は、同僚保育士の髪型を参考にしたり、先輩保育士に相談したりするのがおすすめです。ただし、先輩保育士の髪型を安易にまねるのはやめましょう。なぜなら、先輩保育士の髪型が新人保育士としてふさわしい髪型とは限らず、目立つ可能性があるからです。
また、前述したように奇抜な髪型の場合、先輩保育士や保護者のなかには、違和感を覚える人もいるかもしれません。できるかぎり避けましょう。
実習中・研修期間中は派手な髪色を避ける
保育士は、落ち着いた雰囲気が求められます。また、実習中・研修期間中は業務を教えてもらう立場となるため、派手な髪色は避けたほうが無難でしょう。保育の仕事を学びたい姿勢をアピールするためにも第一印象が良い、黒髪か暗めのカラーがベストです。
職務態度をチェックする先生たちは、実習生や研修生のことをよく知らないため、見た目が影響する可能性もあるのです。
まとめ
保育士の髪型は、清潔感があり、明るい印象を与えるスタイルにするのが基本です。また、保育士の仕事に集中できる髪型を意識することが大切です。好感度が高い髪型にすることは、子どもや保護者、職場の保育士たちからの信頼にもつながります。
子どもたちは、保育士の姿に注目していることも多いため、保育士がすてきな髪型なら、まねするかわいい子どももいるかもしれません。ご紹介した髪型やアレンジ方法を参考にして、子どもたちが親しみを持てる髪型で仕事に楽しく取り組みましょう。
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